「今日は一度もエディタを開かなかったな……」。そんな思いでPCを閉じる毎日。エクセルのオートシェイプを整え、進捗管理表を更新する。これがエンジニアの仕事なのかと自問自答していませんか?
「エクセルばかりの現場」がエンジニアのキャリアに与える致命的なリスクがわかります。今の環境を「修行」と捉えて耐え続けるべきか、即座に脱出すべきかの判断軸が明確になります。
「エクセルエンジニア」という市場価値ゼロの恐怖
現場でエクセルスキルを極めても、残念ながらエンジニアとしての市場価値はほとんど上がりません。
IT業界で求められるのは「技術を使って課題を解決する力」です。ドキュメント作成能力も重要ですが、それはあくまでプログラミングや設計というコアスキルがあってこそ。「エクセルの使い方は詳しいが、コードは書けない」という状態が3年続くと、転職市場では未経験者とほぼ同等の扱いになってしまいます。
エクセルの資料作成は「事務作業」であり、エンジニアとしてのキャリア資産にはならない。
なぜSESの現場は「エクセルばかり」になりがちか
あなたがアサインされた現場がエクセルばかりなのは、そのプロジェクトにおけるSESの「役割」に原因があります。
大規模プロジェクトやレガシーな現場では、プロパー(正社員)が設計や管理を行い、SESには「指示通りの資料作成」や「単純なテスト結果の転記」だけが割り振られることが少なくありません。この構造の中にいる限り、どれだけ長く待っても、ある日突然「今日から開発を任せる」と言われる日は来ないのが現実です。
役割が固定された現場では、待機していても「開発経験」というチャンスは回ってこない。
今すぐ環境を変えるべき「危険サイン」
もし以下の状況に一つでも当てはまるなら、それはエンジニアとしての「賞味期限」が切れる前の最終警告です。
- 1ヶ月以上、本番コードの修正やプルリクエストを出していない
- 現場の技術選定が「エクセルで管理しやすいかどうか」で決まっている
- 「開発は別の会社がやるから、君たちは管理を」と言われている
これらの環境に身を置き続けると、技術トレンドから完全に取り残され、いざ転職しようと思った時には「実務経験なし」と見なされるリスクがあります。
エンジニアの価値は「書いたコードの量」で決まる。書けない環境はそれだけでリスク。
まとめ:エクセルの色塗りより、コードのビルドを
「石の上にも三年」と言いますが、エンジニアにとっての三年間は技術が二回転するほど長い時間です。
- ドキュメント作成は補助スキル。メインにしてはいけない
- 「開発をさせてもらえない現場」は、あなたの時間を搾取している
もしあなたが「本当はコードを書きたい」と願うなら、その情熱が消えてしまう前に動くべきです。開発案件に強いエージェントを通じて、自分の今のスキルでも「書ける現場」があるか確認することから始めてみてください。
NEXTエクセルを捨てて開発現場を探す「方眼紙」を整える日々
自分が一番使ったショートカットが「セルの結合」だと気づいた時、情けなくて涙が出そうでした。 エンジニアとして入ったはずなのに、毎日客先のPMに言われるがまま「エクセル方眼紙」の微調整。1ピクセル単位で図形を揃えるのが自分の仕事。深夜、SNSでモダンな技術スタックを語る同年代を見て、吐き気がするほどの焦りを感じていました。
転機は、学生時代の友人との飲み会。「最近何書いてるの?」という問いに、「……エクセルかな」としか答えられなかった自分。その時の彼の、何とも言えない哀れみの混じった表情が忘れられません。その翌日にはエージェントに面談を申し込んでいました。
結局、やるか、このまま腐るか。 とりあえず登録してみることで、自分の手でコードを書ける環境へ「脱出」できました。あの時の決断がなければ、今も方眼紙の色を塗っていたと思います。