Webデザイナーの転職で書類選考を通す職務経歴書の書き方
Webデザイナーとして転職活動中で書類選考が通らず悩んでいる人向けに、職務経歴書の書き方を整理します。ポートフォリオとの役割分担の考え方と、制作実績を課題解決の思考プロセスとして言語化する具体的な方法がわかります。
Webデザイナーとして転職活動を始めたが、ポートフォリオには自信があるのに書類選考が通らない。制作物は見てもらえれば伝わるはずなのに、職務経歴書に何をどう書けばいいのか分からず、毎回同じような文章になってしまう。
この記事では、Webデザイナーの転職で書類選考を通過するための職務経歴書の書き方がわかります。ポートフォリオとの役割分担と、成果を言語化する方法を整理します。
ポートフォリオと職務経歴書は「役割が違う」
Webデザイナーの職務経歴書が通らない理由の多くは、ポートフォリオがあれば十分だと考え、職務経歴書の記述が手薄になっていることです。
ポートフォリオは制作物の完成度や表現力を見せるものですが、職務経歴書は「どんな課題をどう捉え、どう解決したか」という思考プロセスを伝えるものです。この2つは役割が異なるため、どちらか一方だけでは採用担当者に十分な情報が伝わりません。
ポートフォリオは制作物の見た目を、職務経歴書は課題解決の思考プロセスを伝えるものであり、両方が揃って評価されます。
制作実績は「関わった範囲」を明確にする
Webデザイナーの職務経歴書で次に重要なのは、制作物にどこまで関わったかを明確にすることです。
デザインのみを担当したのか、要件定義やディレクションから関わったのかで、評価される経験の幅が大きく変わります。「〇〇のデザインを担当」ではなく、「クライアントヒアリングから参加し、要件を整理したうえでデザイン案を3パターン作成、最終的に採用された案を担当」のように関与範囲を具体的に書くことで、実務での裁量と役割が伝わります。
制作実績は担当範囲を曖昧にせず、どこから関わったかを具体的に書くことで評価される経験の幅が広がります。
数値化できない成果は「規模」と「プロセス」で示す
Webデザイナーの成果は、コンバージョン率のように明確な数値で示せないことが多く、これが職務経歴書の説得力不足につながりがちです。
数値がなくても説得力を持たせる書き方:
- 制作物の規模を書く:担当したページ数、関係者の人数、プロジェクトの期間
- プロセスでの役割を書く:課題発見から提案まで自分が主導した部分
- 改善のきっかけと結果を書く:数値がなくても「クライアントからのフィードバックが改善した」など定性的な変化を添える
数値がないからと成果を書かずに済ませるのではなく、規模とプロセスで具体性を補うことが、書類選考通過の鍵になります。
数値化できない成果は、規模とプロセスを具体的に書くことで代わりの説得力を持たせられます。
書類が通らないデザイナーがやりがちな3つのNG
書き方の方向性がわかっても、無意識のNGが残っていると通過率は上がりません。書類選考で評価を下げやすいのは次の3つです。
- 制作物の羅列で終わっている:「〇〇サイト制作、△△バナー制作」と成果物を並べるだけでは、担当範囲も工夫も伝わりません。1件でいいので課題と対応を掘り下げて書きます。
- ツール名だけをスキル欄に並べている:Photoshop・Figmaなどの列挙は最低ラインで差別化になりません。「Figmaでコンポーネントを整理し、チームの制作工数を削減」のように使い方まで書きます。
- 応募先ごとに内容を変えていない:同じ職務経歴書を使い回すと、事業会社向けにEC・LP運用の実績、制作会社向けに提案力、と求められる強みのズレが埋まりません。応募先の事業に合わせて実績の見せ方を並べ替えます。
些細に見えても、これらは採用担当が「実務で任せられるか」を判断する材料になります。まず1社分を丁寧に作り込み、それを応募先ごとに調整するのが効率的です。
制作物の羅列・ツール名の列挙・使い回しの3つを避けるだけで、書類選考の通過率は大きく変わります。
まとめ:Webデザイナーの職務経歴書は「思考プロセスの言語化」に集約される
Webデザイナーの職務経歴書の悩みを整理しましたが、根本は2点に集約されます。
- ポートフォリオと職務経歴書は役割が異なり、職務経歴書では課題解決の思考プロセスを言語化する
- 数値化できない成果は、制作物の規模や関与範囲を具体的に書くことで説得力を補う
クリエイティブ・デザイン領域に強い転職エージェントの比較は、以下でまとめています。
NEXTクリエイティブ・ゲーム向け転職エージェントを比較するSources
参考・確認した情報
- 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag
IT職種の仕事内容・必要スキル・キャリアパスを確認するために参照。
FAQ
よくある質問
Webデザイナーの職務経歴書にポートフォリオのURLだけ貼れば十分ですか?
不十分です。ポートフォリオは制作物の見た目を伝えますが、職務経歴書ではその制作物にどう関わり、どんな課題をどう解決したかという過程を言語化する必要があります。両方が揃って初めて評価されます。
デザインの成果を数値で示せない場合はどう書けばいいですか?
コンバージョン率などの直接的な数値がなくても、担当した制作物の規模(ページ数・関係者数)や、制作プロセスでの役割(要件定義から関わったか、デザインのみか)を具体的に書くことで説得力が出ます。
Webデザイナーの職務経歴書で採用担当者は何を見ていますか?
デザインのスキルレベルだけでなく、課題をどう捉えて制作に落とし込んだかという思考プロセスを見ています。依頼された通りに作っただけか、自分で課題を見つけて提案したかの違いが評価を分けます。
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監修者
IT未経験からエンジニアに転向し、SES(客先常駐)で長年エンジニアとして活動。その後フリーランスに転向し、現在も継続して稼いでいる。未経験からのIT就職・SESからのキャリアシフト・フリーランス転向…
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