IT Career LabITキャリア収入改善ラボ
転職の進め方

自社開発への転職が難しいと感じる理由と突破するための準備

自社開発エンジニアへの転職が難しいと感じる人向けに、採用で落ちやすいパターンと選考通過のための準備を整理します。

公開日 監修:かもはし

「自社開発企業に転職したい」と思って応募しても、書類選考か一次面接で落ちてしまう——という経験をしている人は多いです。競争が激しいとわかっていても、何が足りないかわからないまま繰り返すのは消耗します。

この記事で解決できること

この記事を読むと、自社開発エンジニアへの転職が通りにくくなる代表的なパターンと、選考を突破するために何を準備すべきかが整理できます。

自社開発転職が「書類で落ちる」よくあるパターン

書類選考で落ちる場合、多くは「経験の見せ方」に問題があります。自社開発企業の採用担当が職務経歴書を見るとき確認しているのは、**「プロダクトに対して自分がどう貢献したか」**という視点です。

受託・客先常駐・SES経験者に多いのが、「○○システムの設計・開発・テストに従事」という業務列挙型の記述です。この書き方では「何をやっていたか」はわかっても「どんな価値を出したか」が伝わりません。自社開発企業では「この人を採用したらどんなプロダクト貢献が期待できるか」を職歴から判断するため、貢献の記述がないと評価されにくくなります。

改善の方向性:「○○機能の実装を担当し、処理速度を30%改善した」「API設計のリファクタリングを主導し、コードレビュー指摘件数を半減した」のように、インパクトと自分の関与を組み合わせた記述に書き直すことが、書類通過率の改善に直結します。

POINT

自社開発転職の書類選考は「業務列挙」ではなく「自分がどんな貢献をしたか」の記述があるかどうかで通過率が変わる。

一次面接で「技術面接で落ちる」パターン

技術面接があるポジションでは、コーディングテストやシステム設計の質問で落ちるケースがあります。

SES・受託経験者に多い失敗パターンは、既存仕様の実装は得意でも「0から設計する」「なぜそのアーキテクチャにするか説明する」が苦手な状態です。自社開発企業では「作れる」だけでなく「なぜそう作るかを言語化できる」エンジニアを求めるため、技術的判断の言語化が弱いと一次面接で詰まりやすくなります。

対策としては、LeetCodeなどのアルゴリズム対策よりも先に**「今まで担当した機能のシステム設計を一から説明できる状態にする」**ことが、実際の面接で有効な準備になります。また、GitHubに個人開発リポジトリがある場合、READMEに技術選定の理由と設計思想を日本語で書いておくと、面接でその内容を軸に話しやすくなります。

POINT

技術面接の通過には「作れる」の証拠より「なぜそう設計するか」の言語化力が評価を変える。

「自社開発はポートフォリオが必要」の本当の意味

「ポートフォリオを作れ」とよく言われますが、自社開発転職において重要なのはポートフォリオの見た目より**「技術的な意思決定を自分でしたことが伝わるかどうか」**です。

評価されやすいポートフォリオの特徴:

  • 技術選定に理由がある:「ReactよりVueを選んだ理由」「RDBよりドキュメントDBを選んだ理由」を説明できる
  • 問題解決の過程がわかる:「最初の実装ではこの問題が起きた、こう解決した」というリファクタリングや改善の履歴がある
  • 本番運用に近い工夫がある:テストコード、CI設定、エラーハンドリングがある

見た目が美しいLPより、「この人がこのシステムをどう考えて作ったか」が伝わるシンプルなWebアプリのほうが評価されることが多いです。

POINT

ポートフォリオは見た目より「技術的意思決定の過程が伝わるかどうか」が採用担当の評価を変える。

まとめ:自社開発転職の難しさは「見せ方と準備の方向性」に集約される

自社開発転職が通らない理由を整理すると、次の2点に集約されます。

  1. 職歴の書き方が「業務列挙」のままでは貢献が伝わらない:インパクトと自分の関与を組み合わせた記述に変えることが書類選考の突破口になる
  2. ポートフォリオは「技術的判断を自分でした証拠」として機能させる:設計の理由を言語化できるリポジトリがあると面接でも有利になる

転職活動の進め方や職歴の整理については、Web・SaaSエンジニア職に強いエージェントに相談することで、求人ごとの採用傾向と対策を具体的に把握しやすくなります。

NEXTWeb・SaaSエンジニア向け転職エージェントを比較する

あわせて読む

関連記事

Web・SaaSエンジニアにおすすめの転職エージェント4社|自社開発・プロダクト開発を比較

Web・SaaSエンジニアにおすすめの転職エージェント4社|自社開発・プロダクト開発を比較

フロントエンド、バックエンド、QA、モバイル、Webサービス開発へ進みたいエンジニア向けに、レバテックキャリア、Geekly、TechGo、@PRO人を比較します。

2026-05-21
自社開発エンジニアが転職したい理由と次の職場の選び方
将来・キャリアWeb・SaaSエンジニア

自社開発エンジニアが転職したい理由と次の職場の選び方

自社開発エンジニアが転職したいと感じる理由を、年収・技術停滞・評価制度から整理し、次の職場選びを解説します。

2026-05-12
自社開発エンジニアの年収相場と伸び悩みを突破する転職戦略

自社開発エンジニアの年収相場と伸び悩みを突破する転職戦略

フロントエンド・バックエンド・フルスタック別の年収相場と、自社開発でも年収が上がらない理由を解説します。

2026-05-09
Web・SaaSエンジニア転職ガイド|年収・スキル・キャリアパスの全体像

Web・SaaSエンジニア転職ガイド|年収・スキル・キャリアパスの全体像

自社開発Webエンジニアの転職を考えている人向けに、年収の実態・スキル成長の課題・転職の進め方を一つのページで整理します。

2026-05-30
かもはし

監修者

かもはし未経験からIT転向→元SESエンジニア→フリーランス

IT未経験からエンジニアに転向し、SES(客先常駐)で長年エンジニアとして活動。その後フリーランスに転向し、現在も継続して稼いでいる。未経験からのIT就職・SESからのキャリアシフト・フリーランス転向…

詳しいプロフィールを見る →